夏の紫外線対策

ここ近畿地方は、昨日「梅雨明け」が発表されました。
もっと前から夏のような天候が続いていたのですが、ようやく「夏が来た」といった感じですね!!
不思議なもので、どう見ても夏の天候であっても、いつからか「梅雨明け宣言しないと夏ではない」という感覚に陥ってしまっているようです。

さてさて、「熱中症」については昨日詳しく書きましたので、本日は「紫外線」について書いてみたいと思います。

昨年平成23年7月18日に掲載しました「サッポロビール杯中止」と題したブログの中でも紫外線について結構詳しく書きましたので、参照していただければ幸いです。
が、今回は別の角度から紫外線について書いてみたいと思います。

「夏といえば小麦色の肌」というイメージはもう古い!?

私が子供の頃(うん十年前ですが)は、夏休みが明けて2学期の最初の日に、誰がいちばん黒くなったかを競ったものでした。
しかし今はなるべく紫外線を浴びないように、日焼けしないようにすることが推奨されていますね。
どういうことかといいますと、以前は母子手帳にも日光浴を勧める記述がありましたが、現在はその記述は削除され、むしろ日焼けさせない風な記述となっているそうです。紫外線は危険であって人間には害しかないのだ、ということを言いたいのかもしれません。

では一体どちらが正しいのでしょうか?

過度に紫外線を浴びると、将来的にシワやシミ、白内障やガンの発生につながってしまう危険性があります。
しかし適度に紫外線を浴びることは大事なことのようです。

紫外線を浴びることでどのような効果があるのでしょうか??

最近になって、紫外線を浴びる量とビタミンDの合成量に相関関係があることが分かってきました。
ビタミンDは主に皮膚で合成されます。そして紫外線の多い夏場ほど合成されるビタミンDの量は増え、紫外線が減る冬場ほど合成されるビタミンDが減るという季節変動がみられるそうです。

このビタミンDは身体にとってどのような働きをするのでしょうか??
ビタミンDの最大の働きは、カルシウムの吸収を促すことにあります。

では、カルシウムはどうして必要なの??
体内でもっとも多くカルシウムが存在している部位は、ご存じのとおり骨です。カルシウムは骨格を形成するにあたってもっとも大事なミネラルです。
そしてカルシウムにはもう一つ大事な働きがあります。それは、脳細胞同士の電気信号の伝達です。

このことから、「イライラするのはカルシウムが足りないからだ!!」というのも一理あることがわかります。
そしてイライラしやすい人は骨がもろくなるといわれています。逆に骨がもろくなるとイライラしやすくなるとも言われています。
これは、カルシウムが不足して脳細胞間の電気信号の伝達に支障が生じてくると、骨に含まれているカルシウムを溶かして脳へと運ばれるからです。逆に骨がもろくなると適量のカルシウムが脳へと運ばれなくなるため、イライラしやすくなってくるのです。

カルシウムが多く含まれる食品は、乳製品、魚介類、大豆製品、野菜類、海藻類といわれています。そして「現代人はカルシウム不足だ」といわれて久しいですが、しかしながらこれらの食品類を私たちは毎日当たり前のように食べています。すると「本当にカルシウム不足なのだろうか」という疑問が湧いてきます。
実は、カルシウムの摂取量は足りているのです。しかし体内への吸収量が減少してしまっているのです。

なぜ私たちはカルシウムの体内への吸収量が減ってしまっているのでしょうか??
この原因こそ、ビタミンD不足によるものだということがいわれるようになってきました。

最近ではビタミンDのサプリメントもあるようですが、最も安上がりで、最も手っ取り早く、そして最も効果的にビタミンDを補う方法こそ、「日光を浴びる」ことだそうです。
特に日差しの強い夏場には外出を控えるようになる女性や、外出することの少ない内勤を主な仕事としている方にビタミンD不足が多いということですので、適度な日光浴をすることをお勧めします。

さらに、日光を浴びることでもう一つ「いいこと」があります。
それは、日光が目に入ると、網膜が刺激され、神経を介して、脳内ホルモンの一つである「セロトニン」という物質が分泌されることです。このセロトニンは脳を覚醒させる働きがあります。
そして、このセロトニンが正常に分泌されれば、頭がすっきりし、冴えた状態を維持でき、やる気や集中力を向上させる働きがあるといわれています。

また、セロトニンには、別の脳内ホルモンであるドーパミンやノルアドレナリンなどをコントロールする作用があります。
ドーパミンは「脳内快楽ホルモン」ともいわれ、正常に分泌されていると、常に前向きで明るく社交的になるといわれています。しかしドーパミンの分泌が多くなりすぎると、リスクを背負ってでも快楽を求めようとしてしまうようです。冒険家に多くみられるといわれています。さらにこれが異常に分泌すると、幻覚や異常な被害妄想を見るようになってしまうといわれています。ドーパミンは「脳内麻薬」といわれることがありますが、このゆえです。少なければ欲求不満など、この逆の症状が現れます。
次にノルアドレナリンですが、恐怖を感じた時や驚いたときなど、精神的身体的に危険な状態になったとき、つまりストレスを感じたときに分泌されます。このホルモンは、ストレスから身を守るために意識を強く持つ働きがあるといわれています。これが不足すると、無気力や無関心、意欲の低下といった症状が現れます。逆に多く分泌しすぎると、怒りっぽくなるといわれています。

セロトニンが正常に分泌されていれば、こういったドーパミンやノルアドレナリンの分泌をコントロールする働きがあるので、常に落ち着いた精神状態にいられるということです。

今日の結論。。。

暑いからといって、涼しいクーラーの効いた部屋に閉じこもっていないで、外に出て日光浴をしましょう!!
日光を浴びることで、いろんないい効果がありますよ!!

この季節、ゴルフにはもってこいです!!

ただし、熱中症には十分注意を払い、ある程度の紫外線対策は行って、この季節のゴルフを満喫してみてはいかがでしょうか!?

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