9月になりました!

9月になって少しは暑さも和らぐかなぁ、と思いきや、まだまだ残暑が続いておりますが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか!?

しかしまぁ、暑さが残っているとはいえ、最近は雨が多いですね。

その雨も、一日中降り続くというものではなくて、一時的に降ってはすぐやんでまもなく晴れ間が見える。晴れ間が見えてきたと思ったらまた雨が降り出す、という繰り返しの毎日で、この状態がずっと続いています。
今は雨が降らない日がないので、晴れていても傘をカートに入れています。

いったいこの状態がどれくらい続いているのか、ちょっと調べてみました。

和歌山地方気象台・新宮観測所によると、
8月(8月1日~8月31日)になってから降水が観測されなかったのは9日間だけ。22日間は多かれ少なかれ雨量が観測されたそうです。
とくに8月21日~8月31日の10日間では、雨量が観測されなかったのは25日だけでした。

上記に新宮観測所のデータを示しましたが、新宮とここ那智勝浦でも若干天候が異なるようです。もっというとクラブハウスと眼下に見える那智勝浦の町とも天候が違うことがあります。

「新宮が晴れていたから来てみたらここはどしゃ降りだった」とか、「那智勝浦町内では雨が降っていたけど、山に雲がかかっていなかったから来てみたら青空が見えていた」などといった声が聞こえることもあります。
一方、関東から東北にかけては深刻な水不足の状態が続いていると見聞きします。

「最近なんか変な天気が続いているなぁ」というのがみんなが持っている印象ではないかと思います。

そこで今回は「変な天気」の原因を探ってみようと思います。

温暖化によって海水温が上がってきているというのは事実のようです。海水温が上昇すれば、その分海水の蒸発量が増加し、雲ができやすくなって雨量が増えるといわれています。

いわゆる「エルニーニョ現象」とか「ラニーニャ現象」と呼ばれることがあります。
ちなみに「エルニーニョ現象」は太平洋の赤道付近の海水温が平年より高くなる現象。
「ラニーニャ現象」は同海域の海水温が平年より低くなる現象です。これらの異常現象が世界中に異常気象をもたらすと考えられています。

ただ、「エルニーニョ現象」やら「ラニーニャ現象」という言葉は大体聞いたことがあると思いますし、その内容も何となくわかっていると思われます。なので「変な天気」の原因が「エルニーニョ現象」「ラニーニャ現象」です、といっても何の面白みもありません。

そこでもっと深いところから原因を探っていこうと思います。つまり「エルニーニョ現象やらラニーニャ現象といった異常気象をもたらす異常現象が、なぜ起こるのか?」というところを探ってみます。

気が早いかもしれませんが、結論から先に言うと、「太陽の異常」です(現時点で断言はできませんが、そういった説が有力になりつつあるそうです)。
太陽活動が活発になると晴れの日が増え、逆に沈静化すると曇りや雨の日が増えるそうです。この太陽が活発か沈静かを測る基準が黒点(太陽表面に見える黒いシミみたいなもの)の数です。黒いシミみたいなものといってもその大きさは地球よりも大きいですけど・・・この黒点が多ければ太陽は活発で、少なければ沈静化しているといえます。

そういうと、「太陽が活発なら地球の海水温が温められ、沈静化しているなら海水温が下がるのだろう」と短絡的に思ってしまいそうですが、そうではないようです。
太陽が活発であろうと沈静化していようと、地球に届く光と熱の量はほとんど差がなく(その差は0.1%未満)、ダイレクトに海水温を温めたり冷ましたりできるほどではないそうです。

では太陽と地球の気候・降水量との関係はどんなものか?

そもそも雲は水蒸気の集まりですが、その水蒸気は核が必要となります。例えば飛行機雲を見てみると、何もない空間を飛んでいる飛行機の後ろに一直線の雲が発生しますが、このとき、飛行機から出る排気ガスに含まれている目に見えないくらいの小さなチリが核となって水蒸気が集まり、雲ができるのです。逆に言うと、チリ一つ無い空間ではいくら水蒸気があっても雲は発生しにくい状態となります。

さて、太陽が活発になると太陽から大量の磁力線が飛び出します。一方、宇宙空間からは四方八方から宇宙放射線が地球に向かって飛んできます。この太陽から飛び出す磁力線が、宇宙空間から飛んでくる宇宙放射線を無力化したり跳ね返したりして地球を守ってくれているそうです。
実は、宇宙空間の四方八方から飛んでくるこの宇宙放射線が、雲を形成する原因だといわれています。つまり、宇宙放射線が地球の大気中にやってくると、大気中の空気分子とぶつかって静電気が発生し、これが核となって、こすった下敷きに髪の毛がくっつくようにまわりの水蒸気をくっつけて雲ができるのだといわれています。

太陽が活発になると、太陽から大量の磁力線が飛び出し、地球に入ってくる宇宙放射線が減って雲はできにくくなる。逆に太陽が沈静化すると太陽から飛び出す磁力線の量は減り、宇宙放射線は地球に入りやすくなり、雲ができやすくなる、ということらしいです。

この「雲の量」が、地球の気温を大きく左右しているということです。

雲が増えれば太陽からの熱や光を跳ね返してしまい、地球の気温は下がり、しかも雨が降りやすくなります。雲が減れば地表で太陽からの熱や光を受けやすくなり、地球は温まりやすくなります。

順序的には
太陽が活発→宇宙放射線が地球に入りにくい→雲ができにくい→地球は温まりやすい。
太陽が沈静→宇宙放射線が地球に入りやすい→雲ができやすい→地球が冷めやすい。

 

また今回も長々と書きつづってしまいましたが、これは数ある中の一説にすぎず、否定的な意見があったり、この一説ですべてを説明できるわけではありませんが、ひじょうに面白い説だなぁと思ったので、思い切って今回書いてみました。

もし機会があれば、なぜ太陽は活発になったり沈静化したりするのかといった、さらにもっと深いところからその原因を考察してみたいと思います。

 

まぁ、ともあれ、老若男女が一つのカートに乗って、晴れた日には晴れた日の、雨や風の日には雨や風の日の、それぞれの状況を見極めて戦略を立てて、18個のホールを攻略していくというのは、他のスポーツには絶対に見られない、ゴルフというスポーツだけの醍醐味だと思います。

この醍醐味を味わいに、こちら那智勝浦ゴルフ倶楽部へのご来場をお待ちしております。

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